明日の記憶

明日の記憶」を見た。
若年性アルツハイマーをテーマにした映画である。
この映画を見ると、死ぬこと以上に老いることによって
「自分が自分でなくなる」ことのほうが怖く思えた。
「備忘録」という名前で日記を付け始めたことも印象に残った。
自分の横に座っていた50代後半から60代前半の男性は映画が始まって
20分ぐらいから最後までほぼ泣いていた。
あの男性は何を思って泣いていたのだろうか?
「夫婦愛」というのもこの映画の一つのテーマのように感じられたが
妻のことを思って泣いていたのだろうか?
いろいろ考えさせられる映画であった。