タンチョウ

冬に撮影したタンチョウである。タンチョウは雪景色が似合う。
冬だけ餌が不足するので給餌場で餌を与えるらしい。
タンチョウも一時は絶滅の危機に瀕したらしいが、
現在は1000羽を超えたそうだ。
1000という数字は野生で絶滅の恐れが無く安定的に繁殖できる数字だそうだ。
近年、タンチョウによる被害も出てきているらしい。
釧路周辺は酪農が多く、タンチョウによる被害はそれほど無かったが、
これから生息域を広げるであろう十勝辺りでは畑作が盛んで植えたばかりの苗を
ほじくり返すといった被害が少しずつ起きているそうだ。
被害の理由として、「タンチョウが人間を恐れなくなった」ことがあるらしい。
「餌の無い冬以外は人に近づかないように近くに来たら追い払うことも必要では
ないだろうか?」と釧路動物園の飼育係の方がお話してくれた。
動物との共生について考えさせられた。
空を見上げ、何を思い鳴くのだろうか?