手紙

手紙 (文春文庫)

手紙 (文春文庫)

この前の日記で「手紙」の映画を見たと書いたが、
その後に買った文庫本を読み終えた。
半分ぐらい読んでしばらく間が空いたのだが、
今日一日で残りを読んだ。クライマックスを読んでいると
涙が出そうになった。外で読んでいたので涙はこらえていたのだが、
本を読んでいて涙が出そうになったのは初めてかもしれない。
相手の立場になってみないと分からないことがある。
償いの気持ちで行ってきたことが、自己満足でしかなかったことに
気付かされることもある。それでも人は生きる。
縁を切ろうとしても切れないのが血なのだと感じた。