声色

帯広で森山直太朗のコンサートがあったので行ってきた。
2階席だったので遠いかな?とも思ったが
2階席とは言うものの、ステージと同じ階だったので
思っていたよりは近かった。
元気ハツラツという感じでステージ上を飛び跳ねて
アグレッシブにバンドのメンバーと歌うかと思えば
ギターの弾き語りで惹き込ませる歌もあった。
イメージとしては繊細で囁くように歌うかと思っていたが
歌声には張りがあり声量も大きかった。
バンドのメンバーと一緒に歌うときと弾き語りで歌うときは
全くの別人のようである。直太朗の歌声は声色という言葉がふさわしい。
まるで楽器から奏でられているようにすら聞こえる。
伸びやかにビブラートを効かせて裏声を上手に使い、
高音域もしっかりカバーされている。
人それぞれが唯一無二の声を持っている。
その声を存分に活かして自分に最も適した歌い方が
一番正しい歌い方なのだとステージ上から言っているように思えた。
とても有意義ですばらしい時間を過ごせた。