チームバチスタの栄光

久しぶりに映画を見に行った。いつ以来だろうか?
この映画は小説のドラマ化で現役の医師が書いた小説である。
バチスタという難しい手術を数々と成功させてきたチームバチスタが
立て続けに3例連続で手術終了後に心臓の拍動が戻らず患者は死亡した。
同じ病院の心療内科医と厚生省のエリート官僚が調査を担当した。
この二人のコンビも息が合っているような、合っていないようなコンビで
深刻になりがちな調査をコミカルに見ることが出来た。
臨床医が不足して地域医療の崩壊がニュースで取りざたされているが、
監察医も不足しており、本来は検死しないといけないような
死体もそのまま火葬されることが多いそうだ。司法解剖しなくても
MRIなどの医療機器を用いて死因を調べることもできるようで
この映画の中でも解決の手段として用いられている。
優れた医者とはどんな医者なのだろうか?
人間的に優れていなくても腕の良い医者?それとも腕は良くなくても患者本位の
医療を行う医者?そんなことを考えていた。