氷点

少し前に二夜連続で放送された氷点を見た。
氷点は旭川出身の作家三浦綾子が書いた小説で、
朝日新聞の懸賞小説の大賞に選ばれ賞金1000万円を手にした。
初めて書いた小説が氷点で、一般の応募から大賞に選ばれ
当時としては破格の1000万円を手にしたというニュースは
全国を駆け巡ったようだ。
旭川の神楽に三浦綾子記念文学館があり、旭川に住んでいた時の家は
この文学館から歩いていける距離にあった。
小説の舞台も旭川で、「あそこが出ている」なんて思いながら小説を読んでいた。
「原罪」がテーマで、「人は生まれながらに罪深い存在である。」
ということをクリスチャンという視点から書かれている。
今回のドラマでは「氷点上・下」と「続氷点上・下」と4冊の小説の内容を
含んでいたのでこれだけのボリュームをあの時間でまとめるのは少し無理が
あったような気がするが、見応えのあるドラマであった。
これを機に久しぶりに氷点を読み返してみようと思う。