夜の動物園

年に2日だけある夜の動物園に行ってきた。
夜行性のフクロウは昼の間は目を閉じて動いていないことが多いのだが
夜が近づくにつれて動きが活発になっていった。
檻の中を飛んだり餌を食べたりしていた。風切羽と言われるように
フクロウは飛んでいるときに羽音がほとんど聞こえない。
羽音が聞こえないにも関わらずワシミミズクシマフクロウが飛ぶと
風圧を感じて改めて大きさに気付かされる。
つがいのシマフクロウの檻はほとんど真っ暗で夜になると何も見えない。
奥に止まっているだろうと思い、無防備に近づくと急に「バサッバサッ」と音がした。
檻のすぐ近くにある餌場にいたようで、
人の気配に気付いて近くの枝に止まったようだ。
慌ててシャッターを押したのだがなかなか思うように撮れず
かなり迷ったがフラッシュをつけて撮ってみた。
シマフクロウは驚かずにずっとその場にいた。
そのときに分かったのだが夜に撮られている野生のシマフクロウの写真は
フラッシュをつけて撮っている。
動物園でもフラッシュ撮影禁止となっている動物が多いし、
できるだけフラッシュは使わないようにしていた。
自分のエゴのためにフラッシュを使ったのは間違っていたと思う。
今日はいろいろ準備が足りないものがあったので明日は今日の経験を活かして
今日よりもいい写真を撮れるようにしたい。